聖書の教える贖いとは、どのような理論なのですか？
聖書は贖いの「理論」など教えていません。聖書が教えているのは、贖いの「事実」です。聖書の教える贖いは、私たちの罪が1つ残らずイエス・キリストの上に負わせられたことによって（イザ53:6; Ｉペテ2:24; IIコリ5:21; ガラ3:13）、私たちのすべての罪が赦されるばかりか、私たち自身が義と認められるという素晴らしい事実です。これは単なる罪の赦し以上のことです。すなわち、イエス・キリストが十字架の上で私たちの立場をとられたのと同じように、私たちもまたイエス・キリストを受け入れた瞬間にイエス・キリストの立場、つまり神の御前で完全に受け入れられている身分を、自分のものとし、神の義となることができるというのです（IIコリ5:21）。私たちの義は、もはや自分自身の貧しく、みじめな、欠けだらけの義ではなく、完全な義、キリストにある神の義となるのです（ピリ3:9）。