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死んだとき私たちの霊はどうなるのですか?
聖書は死者の行くべき中間的な状態を教えていますか?
人の魂は死後すぐに天国または地獄に移されるのですか? それとも何か中間的な状態があるのでしょうか?

 信者の霊は、死後ただちに肉体を離れ、キリストとともにいるようになります。それは地上にいたときよりも、はるかにまさった状態であり(ピリ1:23)、「肉体を離れて、主のみもとにいる」ことです(IIコリ5:6-8)。しかし、これが救われた人々の受ける祝福の最終的な状態ではありません。その最終的な祝福において、私たちの霊は、単に現在の死すべき肉体を脱がされるだけでなく、その復活のからだを着せられることになるのです(IIコリ5:1-4)。キリストが再臨されるとき、私たちはこの復活のからだをいただきます。そのときキリストにあって眠った人々のからだは死者の中からよみがえらされ(Iテサ4:15)、生き残っていた人々のからだは一瞬のうちに変えられて、朽ちるものが朽ちないものを着るのです(Iコリ15:51-53)。

 一方、悪しき人々の霊は、死後ただちに肉体を離れ、悪人の死後のため備えられているハデスにはいります。そこは霊が意識あるまま、恐ろしい苦しみを受けながら過ごす場所です(ルカ16:19-31)。しかし、これが彼らの受ける苦しみの最終的な状態ではありません。千年期が終わるとき、罪のうちに死んでいた人々は再びよみがえらされ、神の大いなる白い御座の前に立ち、さばきを受けて、彼らの苦しみの最終的な状態につけられることになります(黙20:11-15; 21:8)。それこそ、彼らが決定的にその完全な苦しみへとはいるときです。キリストが再臨されるとき、贖われた人々ひとりひとりの霊に、その栄光ある復活のからだが着せられるのと同じように、悪しき人々ひとりひとりの霊にも復活した肉体が着せられます。そして、贖われた人々の霊と肉体が、その永遠の喜びをすべてともにするのと同じように、悪しき人々の霊と肉体は、そのすべての苦しみをともにすることになるのです。

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