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死後絶滅説とは何ですか? それは聖書的な教えですか?

 絶滅説とは、イエス・キリストを救い主として受け入れないまま死んだ人々は、死後その存在が消滅してしまうという教えのことです。

 このような説を支持する聖句は1つもありません。聖書の明確な教えによれば、悪しき者の末路は、意識をもったまま、休みなく永遠に苦悩と苦痛を受けることになるのです。

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悪しき者が絶滅するという説は、明らかに黙示録20:14、15で示されているのに、なぜ非難されなくてはならないなのですか? これと結びついた聖書の教えを別にして、責められるべき理由があるのでしょうか?

 黙示録20:14、15は、悪しき者が絶滅されるとは云っていません。それは、この箇所の全体や、聖書の他の並行箇所を読めば、一目瞭然です。「それから死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。これが第二の死である。いのちの書に名のしるされていない者はみな、この火の池に投げ込まれた」。火の池に投げ込まれるとは絶滅することではありません。

 「聖書の教えを別にして、責められるべき理由」として私が云いたいのは、私の知る限り、この教理を受け入れた人のうちで、神に奉仕する力を失わなかった人はひとりもいないということです。かつては神に大いに用いられていたのに、この教理を受け入れるようになったがために、多かれ少なかれ、救霊者としては役立たずになってしまった人々のことを、私は何人でも挙げることができます。もし人が、悔い改めることなく死んだ人々は、意識のあるままで、終わることない永遠の苦しみを受けるという教理を本当に信じるなら、その人は、手遅れにならないうちに彼らが救われるように死にもの狂いで働くはずなのです。

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