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地獄とは場所のことですか? 魂の状態のことですか?

 地獄は、名前から云うと、サタンと最後まで悔い改めない人々が最終的に はいるべき住まいを意味しています。聖書のはっきりとした宣言によれば、地獄は悪魔とその使いたちのために用意された1つの場所です。地獄に関する他の論議や聖書の箇所は、「悪魔」および「永遠の刑罰」に関する質問のところで述べられています。また、「天国」についての質問も参照してください

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悪人は永遠の刑罰を受けるのですか? その教理を証明できますか?

 未来について決定的に確かなのは、神がみことばに啓示されたことだけです。神の啓示を越えたことはみな当て推量にすぎません。そして人間の推量は、このような問題については実質上無価値です。神は未来の状態についてすべて知っておられ、ご自分が知っておられる未来の一部を啓示されたのです。このような問題については、神の啓示の一言は、人間のむなしい推量の何千何万言にもまさります。聖書の中で神は、永遠の刑罰が事実であり、最後まで罪にしがみつき、最後までイエス・キリストを拒否しつづける者が永遠の刑罰にはいることを啓示されました。これが、この教理の決定的な証拠です。私は別の本(『聖書とそのキリスト』)で、聖書が疑問の余地なく神のみことばであることを示しました。聖書が語ることは神が語ることであり、聖書ははっきりと、キリスト・イエスによる救いをかたくなに拒み続ける者は、永遠に続く刑罰にはいると教えています。例えば次の聖句です。

 「のろわれた者ども。わたしから離れて、悪魔とその使いたちのために用意された永遠の火にはいれ。……こうして、この人たちは永遠の刑罰にはいり、正しい人たちは永遠のいのちにはいるのです」(マタ25:41、46)。「すると、獣は捕えられた。また、獣の前でしるしを行ない、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、彼といっしょに捕えられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた。そして、彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた。そこは獣も、にせ預言者もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。しかし、おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行なう者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。これが第二の死である」(黙示録19:20; 20:10; 21:8)。

 この悪魔とその使いたちのために用意された火の池に、最後まで悔い改めを拒んだ悪人も、はいることになるのです。この池について用いられている、「永遠に」、という表現は、黙示録では12回用いられています。そのうちの8回は、神とキリストが永遠に生きておられ、その統治と栄光が永遠に続くことを示し、1回は義人の祝福された支配が永遠に続くことを示しています。そして、残りの3回が、悪魔・獣・にせ預言者、および最後まで悔い改めなかった悪人が永遠に苦しむことを示すために用いられています。

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