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キリストの再臨は間近だと思いますか? もしそうなら、それはなぜですか? 主の再臨に備えて、私たちは何をすべきでしょうか?

 私の知る限り、私たちの主はいつ再臨されてもおかしくはありません。確かに、主が聖徒たちとともに再び地上に来られる前には、いくつかの出来事が起こらなくてはならないようにも思われますが(IIテサ2:2-4、8)、イエスが御民を迎え入れるため来られる前に必ず起こらなくてはならない出来事というものは聖書で何1つ預言されていません。私たちの知る限り、主は信ずる私たちのもとに、いつ来られてもよいはずです。主ご自身、主は思いがけないときに帰って来るので、常に用心しているようにと私たちに命じられました(マタ24:44)。

 さらに、主の再臨が近いと思われるしるしがあります。第二テモテ3:1-5は、まさに現代の生き写しです。キリスト教を名乗りながら不信仰をはびこらせる教会と講壇、不穏さを増し加えつつある社会と政治、反キリストの明らかに急速な勃興――これはみな、主の来臨が間近に迫っていることを指し示しているかのように思えます。しかし忘れてならないのは、過去熱心に神に仕え、聖書を学んでいた聖徒たちは、しばしば主の来臨は間近に迫っていると考えていたということです。そしてそれは事実でした、彼らは間違ってはいませんでした。本当に考え違いをしていたのは、主の再臨などまだまだ来まいと考えて、自分の生活をまるで変えようともしなかった人々の方だったのです。

 今日、人々の心は、「世界に起ころうとしていることを思い、恐怖と不安で気絶」しようとしています(ルカ21:26 <口語訳>)。けれども、みことばを生き生きした思いで学ぶ真の信者は、これらの事柄が起ころうとするのを見ても落胆したりせず、からだをまっすぐにし、頭を上に上げます。自分の贖いが近づいているのを知っているからです(ルカ21:28)。私たちはみな腰に帯をしめ、あかりをともしているべきです。そして、主人が婚礼から帰って来て戸をたたいたら、すぐに戸をあけようと、その帰りを待ち受けている人たちのようであるべきです(ルカ12:35、36)。

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