聖書は、どんな人も一様に同じさばきを受けると教えているのですか? それとも、さばきにはいくつか種類があるのでしようか?聖書は、さばきにはいくつかの種類があると明確に教えています。まず第一に、信者が一挙に引き上げられ、空中で主と会うときにくだされるさばきがあります。それは、救われるかどうかのさばきではありません。その点に関しては、キリストを受け入れた瞬間に決着がついています(ヨハ5:24)。それは、信者の受ける報いについてのさばきです(Iコリ3:13-15; IIテモ4:8)。それから、マタイ25:31-46で述べられているように、主がその聖徒たちとともにやって来られるときに生きている諸国の民にくだされるさばきがあるでしょう。しかし、第一の復活にあずからない人々は、千年の間は、さばかれるため生き返ることはありません(黙20:4、5)。千年、すなわち千年期の終わるときに、残った死者は生き返って、大いなる白い御座のさばきのため神の前に立つことになります(黙20:11-15)。
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神は知らずに罪を犯した人々のさばきには手加減を加えてくださいますか?
確かに神は、知らずに罪を犯した人を、故意にわざと罪を犯した人と同じようには取り扱われません(Iテモ1:13参照。ヘブ10:26 と比較)。しかし地上には、故意の罪を犯さなかった人はひとりもいません(ロマ3:23)。こういうわけで、イエス・キリストの贖いのみわざ以外には、人には何の希望もありません(ロマ3:24-26)。イエス・キリストを信じる者はだれでも永遠のいのちを受けますが、イエス・キリストを拒む者は、ひとりとしていのちを見ることがなく、永遠の滅びを受けるのです(ヨハネ3:36; IIテサ1:7-9)。
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