教会に入会するための条件は何ですか？
「教会」ということばは、新約聖書の中で3通りの使われ方をしています。
(1) まず教会とは、イエス・キリストにある信者全体のことを表わしています（マタ16:18; 使徒20:28; 2:47; エペ5:24、25; コロ1:18、24）。
(2) また教会とは、ある地方の信者をまとめてさすために使われています。たとえば、テサロニケ人の教会、というふうに（Ｉテサ1:1）。
(3) さらに教会とは、ある地域の信者たちが定期的に集まり、パンを裂き、礼拝し、教えを受けていた地域集会のことを表わしています。たとえば、ローマのプリスキラとアクラの家庭で開かれていたような集会がそれです（ロマ16:5）。
(1) の、より深い意味における教会の一員となるために必要なのは、イエス・キリストを自分の個人的な救い主として受け入れ、キリストを主とし、主人として自分を明け渡し、世の前で公に告白することです（使徒2:38、41、47）。
地域教会に加入するための条件は、それぞれの教会によって定められています。ほとんどの教会では、その人が本当に罪を捨てて、キリストを自分の個人的な救い主として受け入れ、生涯をキリストに明け渡しているという十分な証拠が示されてから、教会員として受け入れられるのが普通です。教会によっては、かなりしっかりした信仰信条に署名することが必要な場合もあります。しかしフレンド派を別にすると、どんな福音的教会でも、人が教会員として認められる前には、水によるバプテスマを受けなければならないとされています。バプテスマは、幼児洗礼をさずける教会と、成人のみにバプテスマをさずける教会があります。