2. ジョン・ゴードンへ
2. ジョン・ゴードンへ
敬愛する兄弟、
あなたへは最近手紙を書きましたが、今はおびただしい数の手紙が私の重荷となっています。あなたの手紙で私は生き返るようでした。
私はキリストの心でお勧めします。あなたの魂をかえりみるわざに励みなさい。そして次に述べることを熟慮し、おろそかにしないようにしなさい。
1. 真の暗黒の中で泣き、歯がみをするか、天国で喜ぶかは2つに1つです。
2. 自分が死んだ、冷たい、黒ずんだ土くれのようになって横たわるとき、生の1時間を手に入れるためなら何を与えうるかを考えなさい。
3. あなたの砂時計にはまだ砂が残っており、あなたの日もまだ暮れていません。
4. キリストに仕えることがいかなる喜びであり、いかなる平安であるか考えなさい。
5. 御使いもこの世も、いのちも死も十字架も、悪霊どもでさえも、すべてが王の従僕や近衛のごとくに、あなたの用を果たすものとなるということが、どれほど素晴らしいことか考えてみなさい。
6. あなたの子どもたちにあわれみを、あなたの家に祝福をもたらすことは何と素晴らしいことでしょう。
7. 地上で甘やかな香りを放つ、真の栄誉、真のほまれを手に入れることは何と素晴らしいことでしょう。
8. キリストがあなたの頭をみ胸に抱き、あなたの顔の涙をかわかし、あなたを栄光と幸福のうちに迎え入れてくださるときの喜びはどれほどでしょう。
9. 良心の呵責がどれほど痛ましい苦しみであるか想像しなさい。悪魔の汚らわしい荷を運ぶのは何たる奴隷の生活でしょうか。
10. 罪の喜びは一夜の夢であり、妄想、蒸気、想像上の影でしかありません。
11. 神の子となるのは何と尊厳あることでしょう。
12. 誘惑と世と罪に対して支配をふるい、主人として立つのは何と尊厳あることでしょう。
13. あなたの敵は尾となるべきであり、あなたがかしらとなるべきです。
今、安息のうちにあるお子様方については、（あなたと奥様に申します。奥様にもこれを読ませてください）
1. バーバラが今、天で栄光を受けておられることは私が証しします。
2. 残りの方々については、こう書きましょう。スコットランドには、子を生んだことのない胎、乳をふくませたことのない乳房、子のない親が幸いだとされる日々が来ようとしています。ならば、あの方々は嵐が来る前に、安らかな港へ入られたのです。
3. 天でキリストの宝物庫のうちに入れられたあの方々は、あなたがたにとって失われたわけではありません。
4. 復活のときには会うことができます。あの方々はそこへ先に送り出されたのであって、二度と会えないわけではありません。
5. 与えて取りたもう、また貸して借りたもうあなたの主は、あなたを愛しておられます。
6. 子どもたちを偶像としてはなりません。神はあなたの全き愛を熱心に求めておられるので、ねたんでその偶像を取り去られるでしょう。
あなたと奥様、お子様方を祝福します。さらなる恵みがあなたがたの上にありますように。
あなたの愛する牧師より。